今回は少し真面目にお話をしようと思います。

猫手作りご飯、自然療法を中心にいろいろ書いてきたこのブログですが、昨今ホメオパシーのみの治療を受けていた赤ちゃんが亡くなり裁判になるという事件を受け、ホメオパシーについてもう一度書き直す必要があるのではないか、と思いました。

ホメオパシーは、盲信してはいけないと思います。
まず、ワクチンの代わりにはなりません。ワクチンを乱用するのも考えものですが(完全室内飼いに関しては五種は必要ないと思っていますし、具合の悪い子には三種も慎重になるべきだと思います)、レメディを飲ませていればたとえばパルボにかからない、ということは絶対にありえないことです。

そして、慢性病を抱える猫さんたちへの治療。
私もエリックがアレルギー性結膜炎、ジーグが肝臓の代謝異常と、本当に泣きたくなるような思いをしています。わらにもすがる思いでレメディを飲ませました。(エリック:マーキュリー ジーグ:ナックスボミカなど)
エリックは少し良くなりましたが、ジーグは依然ガンマGTPが高値です。
エリックに関しては、目が痒くなる→掻く→私が怒る→ますますエリックがイライラして掻く、という悪パターンを辿っていましたが、レメディを飲ませて目が少し赤くなっても目やにが出ても、「まあ大丈夫でしょう、少し様子を見て獣医さんに行こう」と私に「心の余裕」ができ、それを見たエリックが「目やにが出ても、目が痒くなっても、かーちゃんは怒らないのです」と思って、良くなってきたのだと思います。(あくまでカンですが…)

ジーグに関しても、食欲はもどってきました。ただ、これも、私が「食べない食べない」とノイローゼのようになり、生肉だけとか、肝臓にいいフードを混ぜたりとか、次から次へと毎食違うものを出してなんとか食べさせようとしたり、はてはシリンジで無理やり水を飲ませたり、ジーグがげんなりしていたのだと思います。人間だってそんなことされたらげんなりしますものね。
レメディを飲ませて、「レメディを飲ませているから、きっと良くなるから、今日食べなくても明日食べるだろうから」と私が「食べなくても気にしない」ようになり、ジーグも「なんか最近かーちゃんゆとりがあるなあ」と思って、食欲が復活したのだと思います。それで水も自発的に飲むようになり、高値とは言え、「死んでいてもおかしくない」数値をたたき出すことはなくなった、のだと思います。

つまりは、どちらのレメディも、「私の」精神安定剤だったのです。
フラワーエッセンスに関しても同じことが言えると思います。
「レスキューレメディがあるから大丈夫」「スターオブベツレヘムがあるから大丈夫」そう思えば、精神が安定しますよね?

もちろん、ホメオパシーやフラワーエッセンスを完全否定するわけではありません。
これらのものを摂取することにより、人間の精神が安定し、何らかのエネルギー的なものが出て、身体が治る。
プラセボで身体が治ることがあるのも、もしかしたら「精神の安定」によるのでは?と思うのです。

長々と書いてきましたが、これだけは絶対に、ということを。
特に犬さんを飼っている飼い主さんに申し上げたいです。
高齢、持病などがあって、獣医さんがGOサインを出さない場合以外、絶対に狂犬病ワクチンを打ってください。
そのためにも、良い獣医さんと良い関係を結んでおいてくださいね。