メイベルのケア

メイベルがキャットタワーを「垂直のぼり」していて
(麻縄のつめとぎに爪をひっかけて、サルみたいに上るんである…)
落ちて底板でお尻を打って、骨盤にヒビ、パンパンにお尻を腫れあがらせて大騒ぎになった。

気づいた時には息が荒く、ぐったりとしていて何も食べない、水も飲まない、ピンクの鼻が白い。

あわてて今までずっとお世話になってきた動物病院(車1時間)に電話したのだが、「緊急事態だから、万一内臓の異常だとして、車の中で容体が変わるのが怖い、こういうときのために近くにかかりつけを変えたほうが良い」
と言われて(なんという良心的な先生…)、近くで猫ではないけれどかかりつけにしている人が勧めてくれたところに担ぎ込んだ。

確かに良い感じ。
今までのかかりつけも
「治療によりかえって身体に負担がかかることはしない」
というところだったのだが、今回の所も同じ。丁寧に診てもらって、状態を観察して、「内臓ではなく怪我の可能性が高い」という判断が下されて、それからレントゲン、という流れだった。
ジーグのことも今後どうするか、前の病院で今度相談してこようと思う。

で、私が行ったケアについて。
<ねこめし>
大先輩のアドバイスを頂いた。
メイベルの食欲が復活するまで3日は生肉のみ。メイベルの好きなささみ、鹿肉などを細かく刻んで、ぬるま湯をかけて食べさせた。

食欲が復活してからは、野菜ペーストも加えた。
3匹とも甘い野菜が好きなので、かぼちゃ・さつまいもがベース。
その上で繊維&エリックの好きな葉野菜(みずな、セロリ、小松菜、キャベツなど)や、この時期旬の根菜(にんじん、大根など)を加える。
お肉はいつもどおり鶏の部位いろいろ・ラム・子牛・鹿・マトン。

サプリ類は、リンとカルシウムのバランスをより正確に取る&カルシウムの吸収率をより良くするために、カルシウム源を卵殻パウダーからクエン酸カルシウムの粉末に変えた。亜鉛とナトリウムのための精製塩も忘れずに加える。
いつもどおり、食べる直前にビオチンビタミンCを毎日、ビタミンEを3日に1回くらい加えていたが、ビタミンCがないと骨がくっつきにくいと聞いたので、多めに加えるようにした。

ホメオパシー
怪我なのでアーニカ。
大雪+連休でなかなか届かず、持ってればよかったと後悔…。

<フラワーエッセンス>
レスキューレメディ+スターオブベツレヘムの黄金コンビ。
患部につけたり飲ませたり、気化式(熱くならないで霧が出る)加湿器に入れたり。

2日、ケージの中に閉じ込めていたのだけれど、かなりストレスがたまってしまったようなので、病院で相談したら「ストレスのほうが怖いから出しちゃっていいです」と言われたので、メイベルの好きなマザーボールの横に、100円均一で買ってきたトレイをおいて、ご飯も水もそこで摂れるようにした。反対側にあまり歩かなくてもいいようにトイレ、人間帰宅後、「気がめいるだろう」と、別のお気に入りのクッションの上に運んでのっけてやる。

このセレブ待遇がよっぽど気に入ったのか、「私、まだ足がいたいですのー」と弱弱しげな演技になってしまい、「まだ治らない…」と悩んでいたら、病院で

「打ち身引いてますよ」
「まひもないです」
「骨折もくっつきつつあるようで、痛みはかなり引いてるようですね」

診察台の上に乗せた瞬間にふつうに歩いたもんなあ、メイベル…。

いまはすっかり元気でジーグを枕にして寝ています。